橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』集英社新書 2006

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時間はどこで生まれるのか

なぜ時間は過去から未来に流れるのか。なぜ過去は定まっているのに、未来は未知なのか。相対性理論や量子論などの物理学を踏まえたうえで、こうした素朴な疑問に答える時間論は、これまで殆どなかった。現代物理学の知見を考慮しなかったり、日常の感覚を無視して議論していたためである。
本書は、科学が明らかにした時間と空間の本質を基本としながらも、人間が日常的に感じる時間の性質を解き明かそうと試みる。人間的時間と物理学的時間を統合する、目からウロコの画期的な時間論。(本書 説明から)

「この世には、時間の不可思議さを素朴な日常経験の中から感じ、それを明快に解き明かしてくれる本はないものかと切望する、一般の人々が大勢おられるのではなかろうか。本来、時間論というものはそういう人々のためにこそあるように思うのである。」〜著者 あとがき抜粋
橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』2006年 集英社新書

他、著作等 橋元淳一郎著『相対論の直観的認識について: 物理学とリズムに関するエッセイ集』

「白樺サロン」機関誌に寄稿した原稿を加筆修正したもの。 
エッセイは、表題のほかに「リズムと物理学」、「時間系列の話」、「相対論と主観的時間」、これらはいずれも相対論と時間の流れについての論考です。最後に奈良高畑に関する個人的なエッセイ「愚想雑感----奈良高畑との出逢い」を加えた。
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